乳製品アレルギーだろうが、牛乳アレルギーだろうが、すいません。ギー バターだけは食べさせてください。
あのですね。ギー バターは、乳タンパク質アレルギーの私でも、アレルギー反応でないんです。
澄ましバターといわれ、インドでメジャーなギー (GHEE)。なんと、カゼインフリーで乳糖フリー。
ギーの効能は数知れず!もちろん便秘改善にも効果があり。
乳製品アレルギーの人であれば、バターの代用品にもなりますし、チャレンジしてみる価値があります!
▼この記事は、こんな方におすすめ
- 日本では、まだ馴染みのない澄ましバターのギー(GHEE)について知りたい方
- 乳製品アレルギーでもバターを摂取したい方
- バターコーヒーにハマっている方
- 低糖質ダイエットや炭水化物抜きダイエットを実行中の方
- バターに飽きた方
- バターが好きな方
澄ましバターのギー(GHEE)とは?
澄ましバターといわれるギー。
ただ、ギーというと「寄生獣」の主人公シンイチの右手に取り憑いた【ミギー】と間違えそうなので、「 ギー バター 」と呼ばせてもらいたいと思います。
ギー バターの効能
ギー バターは、栄養満点。さらに、乳タンパクのひとつカゼインが入ってません。乳糖もはいってません。
乳製品アレルギーで悩むひとには、バターの代用品として、かなりオススメのオイル。
乳製品アレルギーの私には、ギー バターは、あの美味しいバターの代用品となる救世主です。
ギー バターは栄養満点
- 脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)が豊富
- カラダに良い脂肪の飽和脂肪酸が豊富
- ギー バターに含まれる酪酸塩が腸を清める
- ギー バターに含まれる脂質が肝臓の胆汁の働きを促し、カラダのデトックス作用を助ける
- ギー バターはオイルなので便が腸で動くのをサポートしてくれます
- 女性ホルモンや男性ホルモンなど、「ホルモン」の原料になる
- 脳内の神経伝達をサポートする
- 強いキレイな肌の原料になる
ギー バターはカゼインフリー。乳糖フリー。
- 乳タンパクであるカゼインが含まれていない
- 乳糖が含まれていない
ギー バターはなぜ、「カゼインフリー」「乳糖フリー」なのか
ギー(ghee)とは、発酵無塩バターを煮詰めて水分やタンパク質などを取り除いたとても純度の高い乳脂肪製品
ギー バターについて調べると上記のようなことが書いてあります。で、注目して欲しいのが「たんぱく質を取り除いた」というところ。カゼインはタンパク質のひとつ。
なぜギー バターが、カゼインフリーなのかと言うと製造の過程で上記の様に「水やたんぱく質を取り除いている」ためなのです。
ギー バターってどんなものなのか?
「ギー バターって何なんだ!気になりますわ!」
効能がこんなにあると、気になるのが人間のサガ。次は、ギー バターについてレポートです。
先程から登場している上の写真。これがギー バターの入っているボトルです。
ギー バターはバターの濃縮液
ギー バターは、バターを短時間加熱したもの。つまり、ギー はバターの濃縮液といえます。
加熱することにより、乳タンパク質の一つであるカゼイン、乳糖をギー バター製造過程で除いています。
ギー バターの色は濃い黄色
ギーは、バターなので黄色いです。「グラスフェッド」と呼ばれる、牧草をエサとして食べている元気な牛の乳からつくられるため、市販バターより濃い黄色。
ギー バターの味は、牛乳の「深い味わい」
ギー バターというと、普通の市販のバターを思い出して、「塩っぱい味なんだろう」て思いますか?
ギー バターは無塩。よって、ギー バターは塩っぱくありません。
コーヒーや料理にギー バター入れると、ミルクのような「コク」がでます。
個人的には、ギー バターは【牛乳の「深い味わい」の味】だと思います。ギー バター単体でたべても、「甘い」「うまい」という味は感じないです。
ギー バターの食感はキャラメルだったり、ザラザラだったり
ギー バターの形状は半液体。写真のギー バターは、液体のなかにザラザラした塊が混ざってます。
国内外のギーを試した事がありますが、ちょっと高いものだとキャラメルのように滑らかな食感のものもあります。
記事で後ほど紹介する Ancient Organics オーガニックギーは、高級キャラメルのような舌触りです。
ギー バターの成分
バターギーは脂肪の塊。
こういうと、「げっ!」って思う方が世の中の9割だと思います。まぁ、バターなのでね。
でも、脂質は、そんなに毛嫌いするものではないんですけどね。
「肌の表面や脳みそなど何でできているのか」。一度、考えてみると脂質の必要性について気がつくことができると思います。
大さじ1杯(14g) のギーバターの成分
- 大さじ1杯 120カロリー
- 総脂肪 14g
- - 飽和脂肪酸 9g
- - トランス脂肪酸 0g
- コレストロール 35mg
- ナトリウム 0mg
- 総タンパク質 0g
- プロテインタンパク質 0g
ギー バター のオススメ2選
ギー バターの効能を得るには、もちろんギー バターの選び方も重要です。
ギー バターの選び方
ギー バターの選び方には、いくつか重要なポイントがあります。それが次の4点。
- 牧草飼育のグラスフェッド
- オーガニック
- 脂肪分が高い
- 余計な添加物なし
ギー バターの購入で迷うのであれば、できるだけ上に書いてあるように「グラスフェッド(牧草飼育)」で「オーガニック」なものがいいです。農薬や薬を使っていないほうがベター。特に乳製品アレルギーの人はグラスフェッドの方がオススメです!
また、ギー バターの栄養素は脂肪に入っているので、もし「低脂肪」というギー バターがあっても買わないこと!
そして、余計な添加物はない方がおすすめ。ココナッツ風味添加やガーリック味添加など色々あるけど、バターコーヒーにギーを使用するのであれば、添加物は基本無しでいきましょう。
ギー バターの効能を実感してほしいです。下手な混ぜもので、ギー バターの効能を感じられなくなるのは、あまりにも残念です!
初心者向きギー バターはAncient Organics オーガニックギー(Amazon)
Amazonなどでも販売しているギー バター 「Ancient Organics オーガニックギー」 。こちらだと、ギー バター初心者でも食べやすいかも。
Ancient Organicsのギー バターは、「職人が手間隙かけて練り込んだキャラメルのような食感」ですし、不思議と「ビターな香り」。ただ、値段はちょっと高めです。
毎日続けるのであれば、手頃なPure Indian Foodsのグラスフェッド ギー バター(iHerb)
iHerbで購入できる 「Pure Indian Foods グラスフェッド ギー 100%オーガニック」。Amazonや他の店で購入できるのを確認したことがないです。「iHerb」っていう日本語対応の海外通販サイトで購入できます。
日本の通販サイトで見かけるギー バターより、若干安めのお値段。
特徴的な味は無し。ザラザラな食感です。インド料理のカレーや、バターコーヒーに入れるのであれば、手頃なこのギーバターでOKだと思いますよ!
ギー バター選びの注意点
乳製品&牛乳アレルギーや乳糖不耐性、乳タンパクのアレルギーなど心当たりがある方に注意!
乳製品アレルギー反応がでることも
乳製品アレルギーは乳タンパク(カゼイン)によって引き起こされます。
ギー バターには、そのトラブルとなる乳タンパクを取り除く工程が製造過程にあります。だから、乳製品アレルギーの私も牛乳からできるギー バターを食べることができます。
でも、やっぱりギー バター原料は牛乳。人によっては、アレルギー反応がでるかもしれません。
もし、乳製品アレルギーに心当たりのある方が、ギー バターを食べるのであれば、少量づつ試してみてください。
混ぜものせいで乳製品アレルギー反応がでることも
上記で説明したPure Indian Foodsのギー バターには、上記の「グラスフェッド ギー 100%オーガニック」と「発酵 ギー (CULTURED GHEE)」があります。私は、「発酵ギー」を食べると乳タンパクによるアレルギー反応がでました。
どうやら、「発酵ギー」を作成する際に「乳酸菌」を加えるようです。この乳酸菌を加える段階で、私の苦手な乳タンパクが混ぜられていると思います。
普通のギー バターより、発酵ギー バターの方が、一手間加わっているので値段は高め。
だから、つい、『【発酵ギー】の方が効能高そう!』と考えちゃうのですが、上のような事例もあるので気をつけて。
ギー バターを自宅で作ろうという方へ
自宅でギー バターを作る方法
ギー バターは自宅で作成できます。
- バターを買ってくる
- 鍋にいれて黄金色になるまで加熱する。
- そして不純物を濾して取り除く。
おおきく、分けるとこの3STEPでギー バターは自宅で作れます。
私もこの方法で作成しました。でも、そのギー バターではアレルギー反応が・・・。
手作りのギー バターでアレルギーがでた理由
自宅でギー バターをつくると私はアレルギーがでました。皆さま、私と同じことをしないようにしてください。
私が、自宅で手作りギー バター作りに失敗した理由は以下の2つです。
- 理由1:安いバター(牧草飼育ではない市販の無塩バター)でギー バターをつくった
- 理由2:カゼインや乳糖を綺麗に濾せなかった
理由1のバターの材料については、お金の問題で解決できると思います。できるかぎりグラスフェッド(牧草飼育の牛)の牛乳からつくられたバターを使用ください。
グラスフェッドのバターは値段が高いですが、アレルギー反応を避けるためです。また、牧草飼育のバターほど栄養素が豊富に含まれています。
理由2のカゼイン、乳糖を濾せなかった点については、各自努力ください。バターの種類によっては、かなりの不純物がでます。
手作りのギー バターより市販のギー バターがオススメ
品質や手間を考えると、手作りギー バターより市販のギー バターの方が値段が安上がりになるのではないでしょうか。
まとめ
- ギー バターは、乳製品アレルギーの人も食べれるバターオイル。乳タンパクの一つ、カゼインや乳糖が入っていません。
- バターの深みを凝縮したような味。
- 栄養は満点で、脂溶性ビタミンであるビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが豊富。
- カラダのデトックスや、便秘改善、アンチエイジング役立つ成分が満載。
- ただ、乳製品アレルギーの人がギー バターにチャレンジするときは、少しづつ食べてみてください。特に、ギー バターに添加が入っているときは要注意。
- 手作りギー バターより、市販のギーバターを買うほうがオススメ。
更新:2021年2月6日 ギーはなぜカゼインフリーなのかについて。