私事ですが実は、妊娠しました。そして、子供のために腸内環境を改善中です。基本的には、以前の腸内環境改善方法とやること変わんないんですけどね。
最近は、お腹の子供のことを考えて栄養なども気にして本を探すようになりました。
おそらく普通に生きていれば、皆さんが読まないような本にとても大切なの子供の栄養や腸内環境(腸内フローラ)の育て方について書いてあったのでメモとして書いておきます。
個人的に、帝王切開や母乳育児、人工ミルク、離乳食の注意点などを栄養や腸内環境(腸内フローラ)の点から記載している点が勉強になります。
では、今回は、マリヤ・クリニックの柏崎良子先生「発達障害の治療の試み-検査を基にした分子整合栄養医学による内科的治療」レビューといいますがメモです。
この本、タイトルを見ると全く縁がない方が多い本だと思いますが・・・読んでみると出産から幼児期までの大切な栄養や腸内環境(腸内フローラ)のことが存分に書いてありました。この本の「Ⅲ 治療に必要な知識や理論」のページです。下記に内容の一部をメモしときます。気になった方は一読おすすめします。
出産から幼児期までの大切な栄養や腸内環境(腸内フローラ)のこと
妊婦の時期
- 理想とされる妊娠中の体重はキープ。太り過ぎも良くないが、痩せすぎも良くない。栄養不足のお母さんから生まれた子供は体重が非常に小さい場合が多く、特に遠いが小さいと頭の神経細胞が少ないので神経細胞の増加(発達)できる数に限度があると考えられます。
- タンパク質、カルシウム、鉄、葉酸をとろう
出産時と赤ちゃんの腸内環境(腸内フローラ)
- 出産時には赤ちゃんの腸は無菌状態。母乳を飲むのうちに善玉菌であるビフィズス菌が増えます。小さい頃から中耳炎や蓄膿症などで抗生物質を長期間服用すると、腸内の善玉菌が死んでカビなどが多くなり、腸壁が損傷を受けることがある。
- 胎児の体内は無菌状態。出産時に産道通るときに口や鼻を通して細菌(善玉菌・悪玉菌)を腸管へ侵入させて初めて感染して腸内環境形成。善玉菌は嫌気性菌のため、帝王切開で生まれた子供が善玉菌の移植を受けるのは難しい。新生児の胃酸分泌は生後24時間で隔離されることですから胃酸に害されないで善玉菌を補給するためにもなるべく経膣分娩による出産をはかるべきと考えます。
- 赤ちゃんの腸内環境(フローラ)は生後24時間以内に形成されて1ヶ月で定着。2ヶ月で安定。
新生児・乳児(母乳育児、人工ミルク育児)
- 【鉄不足に注意】母は貧血に注意。鉄分をとること。乳児期の鉄欠乏(ヘモグロビン10.5g/dl)は3ヶ月以上続くと、精神的発達、運動発達ともに遅れ、鉄剤を服用して貧血を改善しても精神運動発達の遅れは数年間持続するので注意が必要
- 【亜鉛不足に注意】母乳の場合母親は亜鉛を取ること。亜鉛はタンパク質と一緒に摂ると吸収されやすい。人工栄養の場合亜鉛欠乏になりやすいので注意。人工栄養における亜鉛欠乏は乳児湿疹やアトピー性皮膚炎の原因の一つなり得る可能性も否定できない
- 出産後5日間の母乳は最高の栄養を含んだご飯。糖質の少ない伝統的日本食を母親が取る習慣をつけるとミネラルやビタミンも豊富で母乳の味も美味しくなるようです
- 人工乳の場合はオリゴ糖やプロバイオティクス(生きた状態で腸に到達する微生物や乳酸菌)を補給するとミルクでの身体や免疫を補強してくれます。アトピー性皮膚炎になりそうな赤ちゃんはお母さんが卵や牛乳を控えめにします。
- 脳神経系の発達:急速に発達する乳児期から幼児期に、栄養が極端に不足する期間が限度を超えると、回復の間に合わない決定的な損傷や障害を残すことがある。
- 乳幼児期の食物アレルギーは腸管が発達する3歳頃までにはほとんど起こりにくくなる。よっての間を我慢すれば後は問題なく食べられるようになることが多いようです。
乳児・幼児(離乳食開始時期)
- 離乳食は6ヶ月ぐらいから。早期(8ヶ月まで)の離乳食には、アレルギーの原因になりやすいタンパク質(例えば卵、牛乳、小麦、大豆)を与えないようにします。与える奈良消化酵素の発達の進んだ10ヶ月ぐらいから始めて魚や野菜といった比較的抗原性の低い食品から、なるべくゆっくり始められるのがいいと思います
- 【タンパク質を十分に】子供の幼児期に当たる段階でタンパク質をしっかり取っておくと学習能力がタンパク質をとってない場合に比べて飛躍的に伸びていきます。神経伝達物質のほとんどがアミノ酸からできているため。
- 【鉄不足に注意】母乳栄養の場合、生後6ヶ月頃から鉄及びビタミン C の含量が少なくなります。ですから特に6ヶ月後より後の離乳食には鉄やビタミンの豊富な食材を積極的に与えてください
・生後6ヶ月間の成長でフェリチン(貯蓄鉄)が消費されるので鉄分の補給が重要 - 【亜鉛不足に注意】成長に必要な亜鉛を含む離乳食いっぱいあげよう。カキ、牛肉、うなぎ、レバー、アーモンド、チーズ、納豆、にぼし。(側、サバ、イカ、タコ、エビ、カニ、貝類は離乳食初期中期には控えてください)
- 乳幼児期の食物アレルギーは腸管が発達する3歳頃までにはほとんど起こりにくくなる。よっての間を我慢すれば後は問題なく食べられるようになることが多いようです。