私が人生を変えた人の一人として、「医療法人マリヤ・クリ ニック 理事長・院長 柏崎良子」先生がいます。私が人生を変えたキッカケは、柏崎先生の雑誌の記事でした。それからというもの、血眼になって私は自分の人生を取り戻すためにアレヤコレヤ調べはじめました。
そして、1つの本を読んだ時、「答えはココにあったんだー。」と思ったのを思えています。
そんな本の一冊が『 低血糖症と精神疾患治療の手引 』。
タイトルを見ても、副題をみても「???」と頭を傾げてしましますが・・・・内容の方は・・・やっぱりわかりません!書いてある日本語の半分くらいしか意味がわかんないです。
でも、この本の「はじめに」と「あとがき」の部分に重要なことが書いてありました。
他、「大人の発達障害を治す方法」や、更には「事故や事件が減るかもしれないこと」を知ることができるかもしれません。
▼こんな人にオススメの記事
- 居眠り運転がひどすぎる人
- 空腹がひどすぎて、家に帰る前にコンビニにどうしても立ち寄る人
- 空腹時の機嫌が悪い人
- 夜中に空腹で目が覚める人
- イライラしがち、ヒステリー気味な人
- 落ち込みがちな人
- 低血糖症な人
- 発達障害やADHD(注意欠如多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)気味な人
見出し
個人的に勉強になったポイント:「低血糖症と精神疾患の治療の手引」
さっそく、私が個人的に勉強になった部分をピックアップしました!
ひどい眠気との戦い!居眠り運転で死の淵を彷徨う
本の「私たちが栄養医学を始めた経緯」から引用です。
妻は、疲れると心身両面で異常反応を起こしますし、低血糖症のゆえに意識せずに眠つてしまうこともありました。片道50キロの高速道路を含めた通勤の運転中に居眠りをし、「ぶつかる寸前に目が覚めた、感謝だつた」などと帰ってくると私に報告することもありました。実際に事故を起こしたこともあります。通勤の時間は、私はいつも安全を祈って気が気ではありませんでした。
「あ、これって私のことだ・・・」
私は、結構、居眠り運転してました。そして、ひどい眠気の中で、いつもウトウト考えていました。
「居眠り運転で自分が死ぬだけならまだマシ。人を車で弾かないようにしなきゃ」
個人的に非常に気をつけていたのですが、そんな私は遂に事故を起こします。他の車と衝突。車は半壊。事故を起こした方も私も怪我一つ無いのが、本当に救いでした。
この本を書いた柏崎先生は私と同じように酷い眠気と日々戦っていたんそうです。本当、私と一緒です・・・。あの睡魔って、「眠気」じゃくて「気絶」に近く、わかっていても防げないんですよね。
ちなみに、柏崎先生ご自身が低血糖症に苦しんだから「低血糖症の治療」について熱心に研究し、患者を治療しているそうです。
腸内環境が整っていない状態のカラダでは、トラブル続出
「第3版発行にあたって」の部分
下の引用部分を見たらわかると思いますが・・・
難しいです・・・
医療関係者向きの資料なんで仕方ないですね
でも、わかることもあります。まともな精神やカラダを維持するためには腸内環境が重要ということ。
- 腸内が整っていない状態のカラダでは、いろんなトラブルが生じるということです。
- 食事やサプリメントを使用した栄養治療をしている人で、いまいち効果が感じられない方は、腸内環境を見直すことが重要
- 自閉症の子供は腸内環境が悪い
大人の発達障害。もしかしたら腸内環境の1要因かも
ココで個人的な考えを記載しておきます。
巷では、ちょこちょこと、「大人の発達障害」という言葉が浸透してきました。ADHD(注意欠如多動性障害)とASD(自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群)な人は、自閉症の子供のように腸内環境が悪い可能性があります。
機能性低血糖症のメカニズムについて、(・・・省略・・・)食事や生活指導、栄養治療をすすめてきました。食事由来の反応性低血糖症については、概ね治療効果を見てきたと思います。精神疾患その他の多様な症状を持つ患者さんが訪れる中で、従来の治療法では満足ゆく効果が出にくいこともわかってきました(・・・省略・・・)その成果とは、以下のようなものとして列挙できます。
1.過食症状には従来着日したビタミンB群や亜鉛の不足だけではなく、体内の生理活性物質としてのγリノレン酸の不足や腸内環境の悪化も関与すること。
2.腸内環境は血糖調節や精神不安にも影響すること。
(・・・省略・・・)
6.腸内カンジダ菌はアラビノースという糖を生成し血糖調節に影響を及ぼしうること。また、腸壁を傷つけるため食物の大きな分子の侵入する機会を与え、アレルギーを起こす原因にもなること。
(・・・省略・・・)
8.自閉症児は亜鉛など必須ミネラル濃度が低くかつ有害ミネラル濃度が高いことが多い。こうした子供は殆どが腸内環境の悪いことが多く、腸内環境を整え、必要な栄養素を与えると、言葉が出てきたり、多動傾向が改善されたりする経過を見ています。また自閉症児は低血糖症を合併することも多いです。
社会に頻発する事件の裏に低血糖症があるかも
あとがきの部分です。個人的にスゴイ驚きでした。色々考えることがあり、上手く伝えられないのです。
ただ、私の交通事故は私の低血糖な状態に上手く対応できれば、生じることはなかったでしょう。
事故も事件も色々な要因が複雑に絡まって生じます。「一つでも、多くの事故や事件が減れば良い」と願います。
あ、「低血糖症=事故」とか「低血糖症=事件」とか思わないように!あくまで、一つの要因かもしれないという程度ですよ!!
「低血糖症と精神疾患治療の手引」と表題には書いていますが、実際には機能性低血糖症と言います。つまり、器質的な病気というより、生体機能の働きが異常なので
大沢博名誉教授からは、社会に頻発する多くの諸事件の背後に低血糖症があることが指摘され、青少年の教育や環境のために文部科学省との連携の必要も渡辺副大臣は示唆したのでした。柏崎院長からは、精神疾患や犯罪の原因となることもあるけれど、多くの患者さんは普通の生活を営みながら心身の状態の悪さに苦しんでいることを強調されて、病名が悪い印象を与え てほしくないと要望されました。
ちなみに、参考文献に『A・G・シャウス「栄養と犯罪行動」大沢博訳、ブレーンШ板、1990』という本を見つけました。
うーん、まだまだ栄養の世界は謎が深いようです。
最後に
『低血糖症と精神疾患治療の手引』を書いた柏崎先生は、おそらく優しい人なんだと思います。
一度も会ったこと無いのですが、色んな資料を読んでいるうちに、そのように考えました。
たぶん、今後もお会いすることは無いと思います。でも、色んな情報を公開してくれる先生に感謝です。こういう新しい研究情報を開示してくれるお医者さんて、少ないです。
柏崎 先生!ありがとう!!もう、眠気で居眠り運転することもなくなったよ!!!
先生は、栄養の手引書も書かれています、。個人でも栄養治療ができるように、超具体的に必要な栄養素やサプリの量も記載がある珍しい本です。
これは、医療関係者じゃない私にも読めるほど、わかりやすく書かれていました!
注意点
今回は、『低血糖症と精神疾患治療の手引―心身を損なう血糖やホルモンの異常等の栄養医学的治療』の本を紹介しました。
「いまも、誰かが私と同じように不安を抱えるカラダとココロで苦しんでいるかもしれない」
そう思って、ブログを書きました。
・・・で、注意なのですが、こういう栄養治療に関する本というのは、「今も絶賛研究中!」という内容が多いです。
同じような栄養治療の本を読み比べても、「あれ?あの先生と、この先生、主張が違うよね?」ということは多いです。でも、それは、繰り返しますが、「今も絶賛研究中!」なんだと思います。だから、どれも正解なんだとおもいます。
「何がア ナ タ にとって有益な情報なのか?」は、色んな情報をご自身で集めて、アナタ自身のカラダで体験してください。
私が「この情報は非常に有益だ!」と思っても、アナタにとって「この情報使えない!」とことがあります。カラダも、年齢も、性別も、住んでいるところも、毎日食べている食事も違いのですから。