最近、低糖質ダイエットやバターコーヒーダイエットの方の閲覧が多くなってきました。低糖質の食事制限を中心にすると便秘になりやすいんですよね・・・。
今回は、低糖質ダイエットを行っている閲覧者にお礼の意味をこめてMCTオイルの生の比較情報を公開。低糖質ダイエットの味方「ケトン体代謝」を加速させるMCTオイル。メリットもデメリットもきちんとお伝えします。
▼こんな人におすすめ
- 「MCTオイルとは?」と疑問に思っている
- 低糖質ダイエットを行っている
- ケトン体代謝を促進させる方法を知りたい
- アルツハイマー病などのボケ防止に役立つMCT情報を探している
こんにちは!
自分の朝のエネルギー元をMCTオイルにばっかり頼っているので家族に「オイルばっかり摂ってたら太るよ!信じられんない!」といわれ続けているヒガコです。
でも、ヒガコは一年以上、この生活なので、もう変える気は全く無いです。ちなみに、私の体重は政府の定める体重より若干下の数字をキープしています。
・・・そろそろ家族の理解がほしいと、このところ、ちょっとだけ、ちょっとだけ思っているこの頃です。
MCTオイルとは
MCTオイルは、なぜ話題なのか?大きく分けると2つの方々に人気です。
- ケトン体代謝を促したい低糖質ダイエットをしている方
- アルツハイマー病などのボケ防止したい方
“MCT (エム シー ティー)”オイルとは
『MCT (エム シー ティー)』とは英語の正式名称で「Medium Chain Triglyceride 」。日本語で「中鎖脂肪酸」といいます。 英語表記の「Medium Chain Triglyceride 」は「ミディアム チェーントリグリセリド」と呼びます
“MCT (エム シー ティー)”オイルとは、脂肪のチェーンが短い油
あ?気づきました?
- 中=Medium(ミディアム)
- 鎖=Chain(チェーン)
- 脂肪酸=Triglyceride (トリグリセリド)= いわゆる脂肪
日本語と英語、そのまま同じ意味です。
一般的なオイルは、脂肪のチェーンが長い
ここで、補足です。
オリーブオイル、コーン油、キャノーラ油は『長鎖脂肪酸( Long chain fatty acid )』で構成されています。
つまり、油は、基本、長い鎖(Long Chain)で繋がれた脂肪酸でつくられているということです。
長鎖脂肪酸のオイルは、どんな種類があるのか
下の炭素数が12個以上のものを長鎖脂肪酸といいます。
家庭で使っているメインのオイルが長鎖脂肪酸です。下の図では赤色でカッコっています。
出典:「食品中に含まれる主な脂肪酸の例」(農林水産省)を加工して作成
対して、MCTオイルは、其の名のごとく、一般的な油と比較すると、油のチェーンが短いことが特徴です。
MCT (中鎖脂肪酸)のオイルは、どんなメリットがあるのか
MCTオイルはカラダへの吸収が早く、エネルギー化も早い
長い鎖の油より、短い鎖の油のほうがカラダで消化しやすく、エネルギー化しやすいです。
MCTオイルはカラダへの吸収が早く、エネルギー化も早いのがメリット。また、MCTオイルは脂肪の塊。よって、タンパク質や炭水化物、食物繊維、塩分なども入っていません。
よって、カロリー不足になりやすいシニアの方の食事補助を目的として販売されていることが多いです。
MCT (中鎖脂肪酸)のデメリット
MCTオイルは加熱する料理に向きません
仮に加熱料理に使うと、煙がモクモクとでて、びっくりする事態になります。
「ココナッツオイルの抽出物だから~ココナッツオイルと同じように使えるよね♪」って思ってはダメ。
NG>>>フライパンにMCTオイルをひいて、卵を入れてオムレツをつくる
OK>>>完成したオムレツにMCTオイルをかける
下手に、料理に使うより、コーヒーや緑茶、味噌汁に混ぜて飲むのがオススメ。
MCTオイルの形状比較
MCTオイルの効能をもつ”MCT”商品には大きく分けると「オイルタイプ」、「粉パウダータイプ」、その他の「混ぜものタイプ」の3タイプがある。
1.オイルタイプ
2.粉パウダータイプ
出張や旅行で持運びが便利な粉タイプのMCTオイル。小袋に小分けされている商品もあるので携帯が楽々。「どうしても、これがないと!」っていう方はいつでも、どこでもお茶やコーヒーに混ぜてMCTオイルを飲めます。
3.混ぜものタイプ
意外とMCTオイル入り食品がある。日清オイリオが介護・シニア向けに製造している商品。
MCTオイルの原料種類の比較
MCTオイルを長年買っていても気がついていない方がいるかもしれません。
MCTオイルには「パーム由来のMCT」と「ココナッツ由来のMCT」の2タイプがあります。
1.パーム由来のMCTオイル
パームとは、ヤシ(椰子)のこと。ココナッツもパームの一種類です。パーム由来の実からオイルがとれます。このパームの実のオイルを抽出したものが、パーム由来のMCTオイル。
2.ココナッツ由来のMCTオイル
パームの1つ。ココヤシの木にココナッツがなります。このココナッツのオイルを抽出したものが、ココナッツ由来のMCTオイル。
パーム由来とココナッツ由来のMCTオイルの効能の比較
ヒガコは試してみましたが、違いは不明です。
ただ、MCTオイルをとると、ヒガコの頭が「ガッツン」と軽い衝撃をしばしば受けます。
あれは、何なのか不明なのですが・・・
パーム由来とココナッツ由来を比較すると、ココナッツ由来の方が私に優しいのか、この「ガッツン」とした頭への刺激が少ないです。
ヒガコはできるだけ、ココナッツ由来のMCTオイルを購入するようにしています。
パーム由来とココナッツ由来のMCTオイルの味や臭いの比較
基本、MCTオイルは味なし。臭いなし。無味無臭です。
パーム由来もココナッツ由来も味や風味は無いです。
近頃は味付けやフレーバーありタイプのMCTオイルも登場しましてます・
もちろん、低糖質ダイエットを目指す人は、余計なものが入っていない無味無臭のMCTオイル一択で!
どうしても味やフレーバーが欲しい人へ
バニラエッセンスやオレンジエッセンスを購入し、自分で混ぜ合わせるのが絶対にオススメです。
甘みがほしければ、カラダに吸収されない砂糖「ラカント」がオススメ。
MCTオイル購入場所はどこ?
MCTオイルを、どこで購入するのか不明ですか?一般のスーパーには、なかなか置いていないのでネットで買うのがオススメです。
MCTオイルをドラッグストアや薬局に置いてあるかは・・・まだ未調査です。
日本で買う
ちょっと高めのスーパー
ちょとこだわり系の高いスーパーで売っている場合があります。オーガニック食品コーナーや、介護食品の横に置いてある可能性が高い。
楽天やAmazonなどのECショップ
「MCTオイル」と検索窓で探すと商品一覧が出てきます
海外で買う
iHerbなど海外ECサイト
ヒガコはもっぱら、MCTオイルを海外のECサイトiHerb(アイハーブ)で購入してます。
日本製と海外製MCTオイルのメリットとデメリット
日本製のMCTオイルのメリット
- ガラス瓶容器に入っているMCTオイルが多く、配送中の衝撃に強い
- ガラス瓶容器に入っているMCTオイルが多く、容器の成分が混入している可能性が少ない
日本製のMCTオイルのデメリット
- ガラス製の容器に入っているので、ゴミに捨てるのがちょっと難儀
海外製のMCTオイルのメリット
- 若干ですが日本で買うより価格が安く、コスパがいい(ただ、為替の影響をうけやすいので円安のときは注意)
- プラスチック容器に入っているMCTオイルが多く、ゴミに捨てるのがちょっと楽ちん
海外製のMCTオイルのデメリット
- 注ぎ口が独特の形状の場合があり、量が調節できない。
- iHerbで購入する場合、注文してから商品が手元に届くまでに7日くらいかかる
- プラスチック容器に入っているMCTオイルが多く、配送中の衝撃に弱い
- プラスチック容器に入っているMCTオイルが多く、プラスチックの成分が混ざってないか心配になることもある(個人的に)
MCTオイルに関する質問
日清 MCTオイルのMCTオイルの原料への見解
質問
答え
日本でMCTオイルを販売している会社として有名な日清オイリオの日清MCTオイルの原料は「ココナッツ由来&パーム核油由来」のオイルです。
「やっぱりパーム由来じゃないとだめ?」
「ココナッツ100%じゃないと効果ない?」
・・・疑問が浮かびますが、どちらが良い悪いというわけで全く無いです。両方試して、どちらがカラダに適しているか比較してみるのがいいと思います。
完全無欠のバターコーヒーに入れるMCTオイルの正解はココナッツ由来
質問
答え
デイヴ・アスプリー (Dave Asprey)著『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事(The Bulletproof Diet: Lose up to a Pound a Day, Reclaim Energy and Focus, Upgrade Your Life)』に記載されている「MCTオイル」とはココナッツ由来の油をさしています。
ネットでいろんなMCTオイルが紹介されていますが、デイヴ・アスプリーは次のように本で書いてます。
ココナッツオイルのさらに上がMCTオイル
MCTオイルはほぼ純粋な中鎖・短鎖脂肪酸からなる、ココナッツ抽出物だ。ココナッツオイルの最も生物活性化した形態で、ココナッツオイルの6倍以上のMCT(中鎖脂肪酸)を取得できる。MCTオイルはココナッツオイル以上に、ケトン体を生成し脳機能を増進させもする。
引用:デイヴ・アスプリー (Dave Asprey)『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』 日本語版 210ページ
つまり、デイヴ・アスプリーは、パーム由来ではなく、ココナッツ由来の抽出オイルをMCTオイルと呼んでいることがわかります。
MCTオイル飲み方の注意
質問
答え
MCTオイルに興味がある人はこちらの記事をCheck!必読です
まとめ
- MCTオイルは短めの脂肪の鎖で構成された油。よって、体内への消化&吸収が早く、カラダのエネルギーになりやすいが特徴。
- MCTオイルには「液状」「粉状」「混ぜもの」の3タイプがある。
- 抽出する原料の種類により「ココナッツ由来」「パーム由来」の2タイプのMCTオイルがある
- MCTオイルは無味無臭。
- 完全無欠のバターコーヒーには、ココナッツ100%のMCTオイルが正解
- MCTオイルはオンラインのネットショップで購入するのが手軽